MRへの転職を考えているけど薬剤師の資格がいるのかな…?
そもそも文系でも出来る仕事なのかな??
転職活動をする前に実際のところが知りたい!
MRに興味はあるものの、薬を扱う仕事なので
「文系はMRになれないんじゃないか??」
という疑問を持たれている方もいらっしゃると思います。
結論からいうとMRは文系でも活躍できる仕事です。
また文系が活躍できる職業の中でも比較的高待遇なので選択肢から外すと損をする可能性があります。
本記事では「文系はMRになれないの??」という疑問を解消し、一歩先に進める内容になっています。
現役MRの私が現実を語ると共に、現役MRさん70人に行ったアンケートの結果もお伝えします。
ぜひ以下の方は参考にしてください。
- 転職を検討されている文系の方
- 新卒の就職活動でMRが気になっている文系の方
本記事でわかることは以下です。
- 文系がMRでも活躍できる理由
- 文系がMRになると苦労すること
- 文系がMRになるメリット・デメリット
- 文系がMRになる方法
- MR転職後のキャリア
この記事を読み終えたころには「文系はMRになれないの??」に対する答えが出ており、就職・転職活動の選択肢に入れるか判断できる状態になっていると思います。
ぜひ最後まで読んでください!
目次
MRは文系が活躍できる仕事です!現役MRが解説します
MRはMedical Representativeの頭文字をとった職種名で和訳をすると「医薬情報担当者」です。
製薬会社の社員として病院の医師や調剤を行なう薬剤師の方々に、「自社の薬に関する情報を提供」する仕事です。
医薬情報担当者なんて難しそう…
薬学系しか活躍できなさそう…
文系では採用されなさそう…
という疑問を持たれる方もいらっしゃると思いますが、MR歴約10年の私の回答は以下です。
- MRは文系でもなれる
- MRは文系でも活躍できる
- MRは文系だと苦労するときもある
MR業界の現状と、文系でもMRとして活躍できる理由を具体的に解説していきます。
実際にMRで働いている人の約60%が文系
MRは文系でもなれることを証明してくれる1番の事実は、実際にMRとして働いている人の半数以上が文系であることです。
2016年にMR認定センターが発行した「MR白書2016」によると全MRの58.2%が文系であることがわかります。
(アンケート不明回答を削除して編集しています)
2015年 | ||
薬剤師 | 6,244 | 13.5% |
理系 | 13,158 | 28.4% |
文系 | 26,989 | 58.2% |
合計 | 46,391 |
もっと最近の情報を知りたいな(ボソッ)
MR白書では2016年を最後に文系・理系のデータを出していないので、最新の状況を知るためにTwitterにて現役MRさんにアンケートを行いました。
※アンケートにご協力を頂いた皆さまありがとうございました!
74人の現役MRさんにご協力を頂いた結果はMR白書と全く同じ58%の方が文系でした。
文系:58%
理系:32%
薬剤師:10%
MRとして働く人の多くが文系であることをわかって頂けたと思います。
あ、ちなみに私も文系です。
MRとして活躍するために必要なスキルは文系・理系と関係がない
MRが文系でも活躍ができる理由はMRとして活躍するために必要なスキルは文系・理系と関係がないことが挙げられます。
MRとして活躍するためのスキルは挙げだすとキリがありませんが、主に以下のようなものが中心です。
- コミュニケーション力
- アウトプット力(プレゼン含む)
- 顧客のニーズを掘り起こす力
- 企画力(講演会など)
文系・理系は関係ないですよね。
また全てにおいて努力によって身につけられるものばかりなので、学歴も関係ありません。
実際に私の周りで活躍している人(例えば全国1位の売り上げなど)の多くは文系です。
MRとして活躍するには文系・理系に関わらず日々勉強することが重要
文系でも活躍できるっていうけどお医者さんから難しい質問を受けることがあるんじゃないの??
その通りです。
医師からは時に非常に激ムズのご質問を頂く時があります。
そういった質問に答えられるMRかどうかは文系・理系に関わらず日々、勉強をしているかどうかが明暗をわけます。
なぜなら医師の激ムズな質問に大学時代に培った経験から答えることはほぼ不可能だからです。
だから文系・理系に関わらず以下のような情報に関して日々アップデートしておくことが重要です。
- 自社製品の情報
- 競合他社品の情報
- 学会における最新情報
- ガイドラインの内容
- 有名な専門医の治療方針
- 海外での最新治療
- 開業医と病院の連携状況
などなど
MRは文系だと苦労することがあるのも事実
MRは文系でも活躍できることを解説してきましたが、文系だと苦労することがあるのも事実です。
私自身の経験から「文系は苦労するな~」と感じたことをご紹介します。
文系はカタカナアレルギーが発症する
文系MRの一部は薬学・医学に関する勉強をする際にカタカナアレルギーを発症します。笑
特に感じるのはMR認定試験の勉強をする時です。
MRとして働くことになった場合は、まずMR認定試験という資格をとるために勉強をします。
(合格率70%以上、合格しなくてもMRとして働くことができる)
- ノルアドレナリン
- ミトコンドリア
- インクレチン
など、高校の生物の時間以来見ていないカタカナを大量に浴びることになり、初めは苦戦することがあると思います。
現場に出てからもやはり理系、特に薬学系のMRは研修の際の飲み込みが早いと思います。
しかし文系でも時間をかければ慣れます。
またインプットが得意な薬学系のMRがアウトプット力不足で撃沈するケースも多々見かけます。
文系・理系に関わらずインプット力・アウトプット力をバランスよく磨くことが重要ですね。
文系は統計に弱い
文系が苦労するもう1つのあるあるは統計に苦戦することです。
MRが扱う医薬品のデータは統計を用いて導かれているため、最低限の統計についての知識が必要になります。
文系だと心理学などの一部の学部以外はほとんど統計を使ってこなかったのではないでしょうか。
私も初めなんのこっちゃわかりませんでした。
しかし、統計について「語れるようになる」必要はなく、最低限の知識があれば問題ありません。
きっと会社の研修で学ぶことが出来ますし、不安なら1冊初心者用の本を読むことで対応できると思います。
文系がMRになるメリットは高待遇であること
MRは文系でも活躍できることを解説してきましたが、文系がMRになるメリットは他にもあります。
それはMRは高待遇であることです。
2011年3月に独立行政法人経済産業研究所が発表した「理系出身者と文系出身者の年収比較-JHPSデータに基づく分析結果-」によると以下のように理系・文系では理系の方が41万9,700円(平均年齢46歳)も平均年収が高いです。
- 理系出身者の平均年収/600万9900円
- 文系出身者の平均年収/559万200円
理系は大学の学費も高く、自己投資をしている分これは当然の結果かもしれません。
しかしMRになると文系でも高待遇が期待できます。
製薬会社の平均年収ランキングを見てみると40歳前半で1,000万円超えも夢ではありません。(MR以外の職種も含まれます)
1位 | 第一三共 | 1,133万円 | 43.4歳 |
2位 | 大塚ホールディングス | 1,076万円 | 44.3歳 |
3位 | アステラス製薬 | 1,073万円 | 42.6歳 |
4位 | エーザイ | 1,038万円 | 44.3歳 |
5位 | 武田薬品工業 | 1,015万円 | 40,4歳 |
6位 | 中外製薬 | 953万円 | 42.6歳 |
7位 | シオノギ製薬 | 928万円 | 41.7歳 |
8位 | 田辺三菱製薬 | 901万円 | 44.6歳 |
9位 | 小野薬品工業 | 896万円 | 40.9歳 |
10位 | 大日本住友製薬 | 852万円 | 41.7歳 |
また年収だけではわからない福利厚生にも恵まれている会社が多いです。
例えば以下のようなものがあります。
- 住宅手当
- 医療保険
- 企業年金
- 自社株
特に住宅手当はすごいです。
家賃の80%近くを負担してくれる会社もあるため、東京で家賃20万円のマンションに4万円で住むことができちゃったりします。
文系がMRになるデメリットは激務であること?
高待遇ってことは激務じゃないの??
MRは高待遇である一方、「激務なの??」というご質問をよく頂きます。
私の意見は
「MRは激務ではない!」
です。
しかし下記の注意点を付け加えさせて頂きます。
※人によって激務と感じる人はいる
※会社、職場環境によって激務になりうる
私だけの意見では客観性が乏しいのでTwitterで現役MRさん120人を対象に行ったアンケート結果をご紹介させて頂きます。
閲覧用の数字を除いて再計算すると以下のような結果でした。
MRの仕事は激務だと思われますか?
- 激務だ:19%(23人)
- 激務ではない:81%(97人)
※アンケートにご協力を頂いたMRの皆さま、ありがとうございました。
80%以上の現役MRさんが激務ではないと回答されています。
このテーマに関しては別記事でかなり詳しく解説していますので気になる方はチェックしてみてください。
参考記事:「MRは激務」は勘違いだった!現役MRさん120人に聞いてみた!
【簡単】文系がMRになるにはたった1つの行動を起こすこと
本記事を読んで
「文系でも活躍できるならMRを目指したい!」
「MRの高待遇が魅力的だ」
と感じた方にMRに転職するためのたった1つの方法をお教えします。
それは転職のプロに相談することです。
なぜなら転職アドバイザーへ相談することでたくさんのメリットがあるからです。
(新卒の方も同様です)
本記事を読んでMRに転職したい!と思ってもまだ
本当に文系の未経験でMRになれるのだろうか…?
という不安や
会社によっては文系を採用していないんじゃないか…?
という会社によって異なる部分については不安が残りますよね。
そこで転職アドバイザーに相談をすると以下のようなことを無料で教えてくれます。
相談するメリット
- あなたがMRに向いているかがわかる
- あなたがMRになるために何が必要かわかる
- 気になっている製薬会社の風土がわかる
- 気になっている製薬会社の年収、福利厚生がわかる
- MRを目指すときの履歴書、面接対策をしてくれる
- MR以外の選択肢についてわかる
実際に私も入社後の約10年間、継続的に転職アドバイザーさんに相談をして3度の内定(製薬会社、IT系の会社)を頂いています。
私が実際に相談をしていてメリットを感じているのは以下です。
- 面接対策を通して自分の強み・弱みなどを棚卸できる
- 自分の転職市場価値を継続的に知ることができる
- 私のスキル/年齢では無理な転職先(業界)ははっきり無理と言ってもらえる
また初めての転職活動の場合は、複数の転職エージェントに相談をすることをおすすめします。
エージェントごとに持っている案件も性格も違います。
複数のエージェントに相談をして自分にあったエージェントさんを選びましょう。
実際私も複数の転職サイトに登録したり、友人から紹介されたり、Linkedinというアプリを活用したりしてかなり多くのアドバイザーさんにお世話になっています。
中には
「MRの仕事を侮辱して、自分の得意な業界への転職をススメてくるク〇みたいなアドバイザーさん」
もいれば
「私の希望を細かく聞き取って長期にわたって新しい求人を紹介してくださる丁寧なアドバイザーさん」
もいます。(前者みたいな人は1回しか出会ったことないです。笑)
本記事では実際に私が利用させて頂いていて、継続的に丁寧な対応をして頂けいている転職サイトさんだけを紹介させて頂きます。
私がお世話になっている転職サイト
今もしあなたが平均年収ぐらいの収入であれば、今重い腰を上げて転職アドバイザーに相談することで、年収を大幅アップして人生を豊かにできる可能性があります。
ぜひチャレンジしてみてください。
MR転職後のキャリアについて現役MRが語る!
MRへの転職を目指しているとMR転職後のキャリアも気になりますよね。
MRに限らずですが転職後に行うべきことは以下です。
- 転職市場での自分の価値を上げることを意識する
- 自らビジネスを立ち上げる可能性を意識する
なぜならMR業界も他の業界同様にAI技術の伸長により「MR不要論」がささやかれています。
すぐにMRという仕事がなくなることはありませんが、様々なリスクに対処できるように自分の価値を上げる努力は必要です。
どういうスキルがあなたにって転職市場価値の向上に繋がるかは継続的に転職アドバイザーさんに相談をしているとわかってきます。
私自身も転職アドバイザーさんへの相談の中でITスキルを身につけたいと思ったのがこのブログを始めたきっかけです。
また自らビジネスを立ち上げる力があればとても強みになります。
最近では副業を解禁する流れになっているため、まずは副業をはじめビジネス感覚を身に着けておくことをおすすめします。
個人的にはMRは副業との相性が良い仕事だと思っています。
MRに転職したあとはぜひ以下の記事も読んでみてください。
参考記事:MRの副業にブログをおすすめする理由5選!【強みをいかせる!】
参考記事:MRは副業を始めるのにとても向いている職業な理由8選
<<まとめ>>MRは文系でも活躍できる?MRになると理系の平均年収に勝てます。
本記事のまとめです。
「文系でもMRになれるか?」
という疑問を抱いていた方はぜひ下記を確認して、MRへの転職・就職を検討してみてください。
- MRは文系でも活躍が出来るが日々勉強することが必要
- MRは文系だと苦労することもあるが慣れるから大丈夫
- 文系がMRになると理系の平均年収を上回ることが出来る
- 文系がMRになるにはまず転職アドバイザーに相談をする
あなたが
文系でもMRになれるんだ!高年収を目指すぞ!
とMR仲間になってくださるととても嬉しいですし、
MRは向いていない!でもアドバイザーさんに素敵な転職先を教えてもらえた!
となってもあなたの人生の好転に関わることが出来ていたら嬉しいです!
今後もMRに関する情報や人生を豊かにするお金の情報を引き続き発信していきますので今後ともよろしくお願いします!
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