不動産投資を検討しているけど、投資金額が大きくて不安…
REITっていう不動産の投資信託なら手軽に投資を始められるって聞いたけど本当?
現物とREITはどちらがいいの??
投資を実践されている方の中には不動産の現物投資とREITへの投資で悩んでいる方や知り合いから不動産投資についておすすめされて悩んでいる方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
投資用語解説
REIT(リート)とは、投資者から集めた資金で不動産への投資を行い、そこから得られる賃貸料収入や不動産の売買益を原資として投資者に配当する商品で、一般的に「不動産投資信託」とよばれています。投資者は、REITを通じて間接的に様々な不動産のオーナーになり、不動産のプロによる運用の成果を享受することができます。
結論からいうとどちらにも利点はあるもののREITなら今すぐに投資を始められるし手軽に海外・日本の不動産に投資を行うことができます。
本記事では人気投資系Youtuberでウォール街出身の高橋ダンさんが不動産とREITへの投資について解説してくださっているので、その動画を参考に以下のような疑問にお答えしていきます。
「現物投資とREIT投資どっちがいいの?」
「REITを買うときは何を買えばいいの?」
本記事でわかることは以下です。
- 不動産現物投資のメリット
- 不動産REIT投資のメリット
- REIT投資を検討する際に参考にするべきサイト
- プロの投資家のおすすめ投資銘柄
高橋ダンさんの動画は初心者の方には難しい内容もあるので噛み砕いてご紹介しますね!
※高橋ダンさんの動画を視聴した私の私見や見解が含まれますのでその点はご了承ください。
※投資は自己責任です、ご自身のご判断には責任を持ってください。
この記事を読み終えるころには不動産投資について詳しくなり、新たな投資の選択肢が広がっていると思います。
ぜひ最後まで読み進めてください!
関連記事:【裏側暴露】不動産投資の前に漫画「正直不動産」1巻を読もう!
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目次
【不動産 VS REIT】REIT ETFのおすすめ銘柄もご紹介!
本日は1月10日の高橋ダンさんの動画「REIT vs 不動産、どちらを選ぶか?」について解説していこうと思います。
動画内でディスカッションの元になっている経済記事は英語版Seeking Alphaαのこちらの記事です
>>Why I Buy Real Estate Instead Of REITs
Seeking Alphaαは投資家に有益なニュースがたくさん出ていますので投資初心者の方は毎日見出しだけでも目を通してみてください。
このSeeking Alphaαの記事では不動産現物投資とREITにはどちらにもメリットがあるとして、まとめてくれています。
要約を下記します。
まずはREITのメリットです。
- ハイパフォーマンスである:過去のパフォーマンスを見ると現物不動産投資よりも平均4%アウトパフォーマンスしている
- 安全である:現物不動産のように1つの物件に投資するわけではなく多くの物件に投資することが出来るので分散を効かせることが出来る
- 受動的な投資である:現物不動産のように物件選びや業者とのやり取りを行うことなく受動的に利益を得られる可能性がある
- 流動性が高い:現物不動産の場合、売りに出す際にリフォームや広告出稿、業者との折衝などが必要で時間がかかるが、REITの場合ボタン1つで売ることができる
続いて現物不動産のメリットです。
- REITで網羅できていない物件への投資:自分自身が投資したい土地や建物を含んでいるREIT商品がなくても投資することが出来る
- 投資パフォーマンス以外の利益がある:不動産投資としてマイホームを購入した場合、マイホームの存在は精神的な安定に繋がる。また引っ越すたびに不動産業者に仲介料を払わなくて済むようになる。マイホームの場合、自分が入居者になるためトラブルが起きることがない
- 歴史的に低金利である:現在、歴史的な低金利であるためローンを組んで現物不動産を購入するにはチャンスである
- REITが割高になるときがある:REIT投資が過熱しているときはREITの純資産価値を超えるような割高な状態の時がある
高橋ダンさんの不動産 VS REITに対するご意見についてご紹介
プロ投資家、高橋ダンさんが上記の動画で不動産 VS REIT投資に対して見るべきサイトやチャートを用いておすすめ銘柄を解説してくださっています。
先ほどご紹介したSeeking Alphaαの記事内容には大方同意されているような印象です。
記事の解説では以下のようなことを教えてくださいました。
- 過去においてがREITがハイパフォーマンスだった理由は株高相場だったから。REITは証券会社で取引できる商品なので株高相場でハイパフォーマンスになりやすい
- REITのメリットの中で流動性が高いというのが1番重要なポイント
- マイホームに投資するメリットとして不動産業者に仲介料を払わなくて済むのは日本人にとっては大きい。この時代にまだ敷金・礼金があるのは日本ぐらいではないか?
- 日本においても住宅ローン金利が歴史的に低いのでチャンス
動画の中で現物不動産とREITのどちらに投資するべきかは明言されていませんが、日本のREIT ETFと海外のREIT ETFを円建て・ドル建てで長期的に保有することをおすすめされています。
理由は分散が効いて長期投資のシャープレシオを上げることが出来るからです。
投資用語解説
シャープレシオ:シャープレシオとは投資信託を選ぶときの指標の一つです。米国の経済学者のウィリアム・シャープ氏が考案したことから、その名がつきました。投資のリスク(価格変動)の大きさに比べてどれだけリターン(収益率)を得られるか、運用効率の高さを示します。
おすすめの銘柄も教えてくださっています。
米国のREIT ETF
まずはドル建て投資をおすすめされている米国のREIT ETFです。
米国のREITについて調べる時は以下のサイトを使われているようです。
たくさん銘柄がある中でおすすめされているのは「VNQ(Vanguard Real Estate Index Fund)」です。
(※私が調べた限りでは現在国内の証券会社では取引がないため海外証券口座の開設が必要です)
おススメの理由は以下です。
- 資産額が圧倒的に1位
- 現在利回りが約4%と割安な状態
- 経費率が0.12%と安い
- 長期的なチャートが上向き方向
ダンさんの動画から数日たった1/16現在のチャートをお示ししておりますが継続的に週足のMACD、RSI、ボリンジャーバンドの値は上向き方向を示しています。
MACDなどの専門用語は高橋ダンさんの書籍で初心者向けに解説されているので勉強してみてください。
1500円でウォール街で使っている投資指標を学べるなんて超お得ですよ。
日本のREIT ETF
続いて円建て投資をおすすめされている日本のREIT ETFです。
日本のREITについて調べる時は以下のサイトを使用しているとのことです。
やっぱり日本語のサイトは安心しますね。笑
たくさん銘柄がある中でおすすめされているのは野村アセットマネジメントの「NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信」です。
こちらのおすすめ理由は以下です。
- 1番資産額が大きい
- 東証REIT指数に連動するため分散が効いている
- 経費率が0.155%と安い
- 長期的なチャートが上向き方向
ダンさんの動画から数日たった1/16現在のチャートをお示ししております。
ダンさんの動画の時点よりここ数日売り圧力が少し出ていてMACDは下向きに入りそうですが、RSIの値は上向き方向を示しています。
結論としては長期投資の選択肢として日本のREIT ETFと海外のREIT ETFを円建て・ドル建てで長期的に保有することをおすすめされています。
<<まとめ>>【不動産 VS REIT】REIT ETFのおすすめ銘柄もご紹介!
本記事のまとめです。
投資系Youtuber高橋ダンさんの不動産 VS REITに関する動画内容を解説いたしました。
まとめは以下です。
- REITと現物不動産の投資にはそれぞれに利点がある
- 長期投資には日本・米国のREIT ETFに分散投資することがシャープレシオ向上に繋がる
個人的には中長期的に日本のREIT ETFを購入しています。その理由は以下です。
- VNQは国内の証券会社では投資が出来ない
- 海外証券口座は税金の対応などに慣れていない
- 日本のREIT ETFの中長期的なチャートは回復の余地を残している
ぜひ皆さんも投資は自己責任で今後の長期投資の検討をしてみてください。
不動産投資について気軽に学びたい方向けにおすすめの不動産業界の漫画についても記事にしています。
参考にしてみてください。
※高橋ダンさんの動画を視聴した私の私見や見解が含まれますのでその点はご了承ください。
※投資は自己責任です、ご自身のご判断には責任を持ってください。
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